上司がはっと気づくアンコンシャスバイアス

女性部下を持つ男性管理職(製造業) Aさんとのコーチングセッションでこんなことがありました。

Aさんが所属する企業では、上司・部下の間のコミュニケーションとして1on1ミーティング(部下の成長支援やパフォーマンス向上のために、定期的に実施する上司・部下の1対1のミーティング)を実施しています。

Aさんは常日頃から、メンバーのことを思い、この1on1をメンバーにとってより良い時間にしようという思いを持った方です。
そんなAさん、1on1で自らが発した言葉にハッとしたとのこと。
それは、女性部下Bさんとの1on1での出来事です。

Aさん「最近どう?」
Bさん「いゃぁ、大変ですね」
Aさん「そうだよね、3人(子供)だもんね」
Bさん「………」

『大変=子育て』だと思い込んでいました。仕事の話とは思わなかったそうです。
そこで、Bさん、ご自身が先入観で人の話を聴いてることに気づかれたそうです。
ご自身でその先入観に気付き、素直に「ハッとしたんだよね」と言葉にできるこの方が素敵だなと感じました。

無意識の偏見「アンコンシャスバイアス」
多様化するメンバーをマネジメントする管理職だからこそ、常に意識したいところです。

  Cheer Coachのコーチング